「ネックレス??」


小さな袋から出てきた青い細長の箱を開けると、ピンク色に光るハートのネックレスだった。


「うわっ明らか高そうじゃん!!」


亜美があたしからネックレスを奪ってじっと眺めていた。


「それ、裕也と割り勘して買ったの…だから静香に渡って良かったぁ♪」


千和は、可愛らしい笑みを溢すと亜美からネックレスを取ってあたしに渡した。

「ありがとう!!」


あたしも微笑んだ。


「あぁーいいなぁ♪」


亜美が頬を膨らませてふてくされた。


「亜美は、瑠南がくれたのがあるでしょ〜!!」


膨れた頬を人差し指で筒くと、ブゥッと鳴って亜美の頬は、元に戻った。


「瑠南の絶対勉強グッズとかそういう系のでしょ?」

「なっ!!失礼な!!」