「……むぎ、紬。起きて。始業式遅刻するよ」
「あと5分たったら起きる……」
「はぁ。また遅刻しても知らないから」
「いたっ!」
豹牙は私の頬を軽く引っ張ると部屋を出た。
足音が遠くなって、お母さんと話してる声が聞こえる。
豹牙くんにつねられた頬が熱い。
ゆっくりと起き上がって目を擦る。
時計は7時ぴったりを指していた。
ベッドからおりて窓から外を覗くと豹牙くんが家を出たのが見えた。
そのまま振り返ることなく進んでいく。
「また、うんざりされたかな」
私は無意識にため息をついた。
「あと5分たったら起きる……」
「はぁ。また遅刻しても知らないから」
「いたっ!」
豹牙は私の頬を軽く引っ張ると部屋を出た。
足音が遠くなって、お母さんと話してる声が聞こえる。
豹牙くんにつねられた頬が熱い。
ゆっくりと起き上がって目を擦る。
時計は7時ぴったりを指していた。
ベッドからおりて窓から外を覗くと豹牙くんが家を出たのが見えた。
そのまま振り返ることなく進んでいく。
「また、うんざりされたかな」
私は無意識にため息をついた。