「紬、また明日!」



帰りのホームルームが終わると莉緒菜ちゃんがスクールバッグと大きな部活の荷物を持って駆け寄ってきた。


どんな別れ方をすればいいのか一日中悩んでいたから授業もまったく集中出来なかった。





どうすれば元に戻れるのかな……。


別れちゃったら普通の幼なじみには戻れないかもしれない。


今までは一応恋人同士だったから
豹牙くんもそばにいてくれて、朝も起こしに来てくれて、私のこと彼女だって豹牙くんのお友達に紹介してもらって……。