私という人間は
いなくても大丈夫な存在。

ぼーっと周りを見て
あぁ、私と話してくれるなんて良い人だなって
思った時期もあるくらい。

どうでもいいですよね、私のそんな話なんて。

でもやっぱりどこか前に進めないのです。

人に優しくいよう。
ちょっと嫌な目の前の人も誰かにとっては特別な人。

そう思っても私の本性というのはなかなか真っ黒ですから、舌打ちしたくなる時もあります。


1人部屋の隅で
じーっと
ぼーっと目の前の壁を見ている時間が
とても安心するのです。

涙が溜まるほど私が私を憎んで
涙が流れるほど私は私に不安を抱いて
涙が落ちるたび私に私が嘲笑っている


そんな気がする

特になにもなくても
辛くなってしまう

なぜなのでしょうね

私なんてただの誰かのコピーでしかないのに
コピーのはずなのにコピーにもなれない

劣化版にすらなれないの

あぁ、そうね
私なんかよりAIの方が


あぁ、そうだった
私人間じゃなかったわ


そうね、そうなのよね
私なんて
そんなもんよね

そこら辺に落ちてる邪魔なゴミみたいなもんよね

汚いわね
本当に要らないわね


そう思わずにはいられないの
そう思うことで安心するの

変ね、とても
だから私はダメなのね

どう足掻いても
私が私を否定してしまうわ

悲しいわね
悲しいのかしらね

否定する時間が酸素な気がしてるのにね


知ってらっしゃる?
過呼吸って手足痺れるの
頭がふわふわするの

私、あのふわふわ結構好き
落ち着くの

酸素のない時間が

矛盾してるけど

とても好き


私は私を切れないの
切れそうだけど
切れないの

だから代替案

ごめんなさいね、こんな話

この歳になってまで何言ってるんだか