私には2人のお姉ちゃんと1人の従弟がいる。


2人のお姉ちゃんはとても美しくてとても強い、だけどとても可哀想な女の子達。


私よりも小さくて弱い従弟はいつもそんなお姉ちゃん達の奴隷にされ、オモチャにもされ、美しい顔をグジャグシャにさせて泣いていた、可愛い弟みたいな男の子。


お母さんともお姉ちゃんとも全然似ていない、全然可愛くない私は従弟である”みっちゃん“に恋をした。


あんなに小さくて弱かったはずのみっちゃんが、大きくて強い男の人なのだと気付いた時から、私は定光に恋をして。


そして、定光と結ばれたいと思ってしまっていた。


私のこと”も“女の子として好きな、私とはエッチなことはやらない、自他共にヤリ◯ンだと認める定光と。


”やっぱり、定光がいいなぁ。“


どんな定光の姿を見ても、そんな大バカな気持ちを私は消すことなんて出来なかった。


でも、消すことなんて出来なくて良かったと今なら思える。


こんなに時間が経つ前にもっと早く結ばれることも出来たのかもしれないけれど、私は良い。


定光とずっと一緒にいられるのなら、私はもう何だって良い。






















「ゃ・・・・・・・っっ、待って、待って・・・・・っっ、エッチ・・・忘れたって・・・・・っ嘘だったの・・・・・!?」


定光の指が私の中を気持ち良くしすぎてくる。


「記憶からは消えてるけど、指が覚えてるっぽい。」


特別な思い出としてちゃんと覚えていたいのに、定光が私の頭を何度も真っ白にさせてくる。


何度目か分からないくらいの絶頂を迎えた私の中にある指を、定光がまた動かし始めてきた。


ニィ〜っコリと、笑いながら・・・。


あのお姉ちゃん達とよく似た美しい顔で、あのお姉ちゃん達とソックリに見える、私が定光からは初めて見たそんな顔で笑って・・・。


そんな笑顔で、定光が笑ってきて・・・


そして・・・


「・・・・・・・・・・っっっ」


勝手に流れてくる涙を流しながら、私は叫び続けた。
そんな私のことをこんな笑顔で見下ろし続け、定光のおちんちんからは何度も白いモノが飛び出ていた。


”定光もやっぱりあのお姉ちゃん達の従弟だね。“


その言葉は声にはならず、私は泣きながら・・・でも、身体は喜び続けていた。


「愛姉・・・ハァッ・・・愛花、これから身体まで俺と結ばれるから・・・。
もう、俺から絶対に離れられないようにするからね・・・。」


その言葉を今聞くと物凄く怖い言葉に聞こえて・・・


でも・・・


こんなにゾクゾクとする程、私はやっぱり従弟である定光とこの人生で結ばれたいと思った。
















end···············