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数日後




定光が“そういう系”の病気の検査をし、結果が出たというメッセージが届いたその日、今日も仕事で明日も仕事のはずの定光が、お姉ちゃん達が起業をした、私も働いている会社に定時を1時間過ぎた頃に来てくれた。


定光が家を出る前までは奴隷として来ることがあったこの会社では、当たり前だけどこの会社にいる女性社員から定光はとても人気で。


「みっちゃ〜ん!やだぁ、久しぶり〜!」


「相変わらず格好良いねぇ!!
全然変わってない!!」


「変わってないように見えるけど、今の方がオバチャンはタイプよぉ♪」


「なんだか大人っぽくなったし男らしい雰囲気になったんじゃない?」


「私はほら、高いお金を出してまでみっちゃんのお店に行ってるからね!」


昔から働いてくれている女性社員達が定光のことを取り囲むと、定光のことを初めて見た女性社員達まで定光の周りに集まってきた。


「社長の従弟さんですよね!?」


「ヤバい・・・っ話には聞いてたけど美しすぎる・・・!!!」


「鎌田さ〜ん♪
この前のお店ぶりです〜♪」


「私もお店に行こうかな・・・。
愛花さんもめっちゃイメチェン出来てるし・・・。」


「私も行きたい!!!・・・けど、あれ?
社長の従弟って・・・“オネェ”なんでしたっけ?」


定光の美容室に通っている女性社員達からの話を聞いていた女の子が、社長室の扉に視線を移した。


そしたら、私の2人のお姉ちゃんがニィ〜っコリと、これから定光のことをオモチャにする気満々のように見える顔で立ったいた。


「うちらの弟、うちらがいやらし〜いイタズラまでしちゃったから、ホモになっちゃったの。」


「でもホモだけど女の子もイケる、ちっっっっちゃなチ◯コの子でね〜?
そのちっちゃなチ◯コで女の子達を満足出来てるとはお姉様思えないわ。」


「何しに来たの、みっちゃん。
久しぶりにお姉様達にチ◯コ見せに来たの?」


「どれ。」


お姉ちゃんが昔のように定光のズボンとパンツを引っ張り、上から見える隙間から定光のおちんちんを確認してきた。


てっきり、定光が昔のように抵抗するのかと思っていたら、定光は微動だにすることはなくて。


それには驚いていると、お姉ちゃんが大きく笑った。


「何でボ◯キしてるのよ!!!」


「え、本当に?どれ。
・・・わぁお、ボ◯キするとここまでちゃんと大きくなるチ◯コだったんだ?」


「俺のチ◯コを見たのなんて、俺の中学までだろ?
それにあの頃は怖すぎて普通よりも縮んでたんだよ。」


「あまりにも小さなチ◯コで可哀想でね〜?」


「うちらでボ◯キさせて大人チ◯コにしてあげようとしたのに、全然ボ◯キしなくてね〜?」


「大暴れしてるのを2人で押さえ付けながら続けてたら愛花が買い物から帰って来て、ね。」


「みっちゃんのちっちゃなチ◯コのせいで、大笑いしちゃうくらい愛花に怒られて。
昔何度か見た、母親がヒステリックに男に怒ってるのと同じ顔と喋り方でね〜?」


まだ定光のおちんちんを2人で覗いているお姉ちゃんの近くに立っていた女性社員達が、みっちゃんに同情の声を上げながらもズボンの隙間に視線を落としたのを見て・・・。


私は我慢なんて出来ず、口を開いた。


「それ、性的虐待だからね!!!!?」


私の声にビクッと身体を震わせた女性社員達はみっちゃんのおちんちんから視線を上げた。


それも見えたけれど、私はお姉ちゃん達のことを真っ直ぐと見たまま口を開く。


「みっちゃんにそういうことをするなら私にしてって言ったよね!!??
私にすれは良いじゃん!!!!!
そんなに生きてて退屈なら、鬱憤を晴らしたいなら、私のことをもっとオモチャにすれば良いじゃん!!!!」


私の叫びに、久しぶりにここまで愉快に笑っている顔を見せているお姉ちゃん達にもっと叫ぶ。


この笑顔が嫌いだった。


でも、こういう笑顔も美しすぎて、誰も逆らうことが出来ない本物の“女王様”に見えてくる。


「お母さんから愛されることもオモチャにされることもなく放置され続けて!!!
生物学的な父親は会いに来てくれることもなくて!!!
誰からも愛して貰えない鬱憤をみっちゃんで晴らさないでよ!!!!」


もう小さくも弱くもないみっちゃんだけど、私はまた昔と同じ言葉をお姉ちゃん達に叫んだ。


でも、今日はその続きを伝える。


「私は三姉妹の1番下だから・・・。
だから、奴隷だけど、そんな風にだけど、お姉ちゃん達から構って貰えてた・・・。」