そのうち太志に身体を支えられてゆっくり繋がったままお互いベッドに横になる。

それからは激しく突かれ太志の言われるがままに抱かれるのだ。

「もう…もう…」

姫乃がそういうとまたキスで口をふさがれた。

「ん…」

太志さんのキスはとても好きだ。

今までキスだけで感じることなんてなかったのに…太志さんもたくさんキスをしてくれる。

姫乃の長い黒髪を撫でながらとか、前髪をあげてキスをいつもしてくれる。

姫乃が大切に手入れしている髪の毛をいつも優しく扱ってくれるのだ。

「太志さん」

「ん?イク?」

コクコクと姫乃が頷くといいよと最後に攻めてくれる。

「ハァハァ…イッ……」

太志さんはぎゅーっと抱きしめてくれた。

大きくて長い手は姫乃の小さい身体を包み込むのだ。


「あー、姫乃が可愛すぎだよ」

「ふぇっ」

嬉しくて涙が出てきた。

「泣くなよ(笑)」

「嬉しいの……ぐすっ」

太志は姫乃の涙を指で拭ってくれた。

「あのね、太志さんに抱かれるとね、心が満たされるの、こんなの初めてだよ」