「はい、わかりました」
「今週会えないと思ってたから今日会えて良かった」
「私も会えて嬉しいです!でも今日の太志さん、じょう舌すぎて別人みたいでした」
「疲れた、喋りすぎて」
「ですよね、でも一生懸命説明してくれたので私が選ぶプレッシャーがなくて助かりました」
「姫乃が不安てLINEに書いてあったからさ」
キュンとした姫乃は軽く太志に抱きついた。
「ありがとうございます」と言うと離れた。
中には棚がありKOGUMAと書かれた棚に洗いに出したものが置いてあった。
「じゃあ預かって帰りますね、急ぎがなければ来週の木曜日に」
「頼む」と言うと真ん中に置いてある大きなテーブルの上にひょいと脇を抱えられて座らされた。
こういうのは本当に子供扱いなんだよな(笑)
太志に両手で頬を軽く挟まれてぺろっと口唇を舐められてキスをされた。
「仕事……んっ……中ですよ」
「拒否しないじゃん」
「だって……嬉しいから……でも、も、行かないと……んっ」
太志さんはキスをやめてくれて近くにあったティッシュで口を拭いてくれた。
「姫乃に口紅を塗った時からキスをしたいと思ってた」
「太志さんに塗られている時はドキドキしましたよ」
「今度真っ赤な口紅をプレゼントするよ」
嬉しくて姫乃は思わず笑顔になった。