「姫乃、力抜けるか?」
「わ、分かりません、ど、どうやって…」
太志は姫乃の子宮辺りを軽くさすってくれて押さえた。
「ハァ…やばっ」
姫乃の腕を持つとゆっくり腰を動かし始めた。
気持ちいい……優しくしてくれてるんだ。
嬉しくなった途端にもっと奥に入ってきた。
「あんっ!」
それからは何がどうなっていったのか記憶がない。
きっと太志さんにされるがままに激しく抱かれた。
途中でお水も飲ませてくれたと思う。
お互いの吐息だけが部屋では聞こえているだけだった…
何回抱かれたとか姫乃はわからないくらい頭はぼーっとなっていた。
少しウトウトしていたようで目が覚めると太志さんは部屋の換気扇のある場所で煙草を吸っていた。
姫乃が起きたのに気づいたようで煙草を消すと隣に座ってくれる。
「大丈夫か?」
「私、寝てしまったんですね、すみません」
「いや、寝るというか軽くおちただけだそんなに時間は経っていない、明日は仕事か?」
「明日、お休みです、火曜日が定休日なんです、だから今日…月曜日に呑みに行ったりで、あとどこかで休みです、月に8回計算ですね」
「へぇ」
「太志さんはいつが休みですか?」
「うーん」
休みを考えている?
あっ、言いたくない方の…
「すみません、今日だけの関係だったら教える必要はないですね…ごめんなさい」
姫乃は恥ずかしくなって布団にもぐりこんだ。