「そういう相性ってしなきゃわからないし、姫乃は俺の何を知ってる?」

「…何も知らないです」

「自分で制御するな、こういう時は雰囲気に流されていいんだよ」

「…ごめんなさい」

「姫乃が俺を見てたから誘った、姫乃はそれに付いてきた」

「だって太志さんから目が離せなかった…」

姫乃は目に涙をため、いまにもこぼれそうだった。

「それが答えだろ」

「ぐすっ…私…太志さんに抱かれたい…」

姫乃の涙を手で拭ってくれて、バスローブごと姫乃をベッドに運んでくれた。

「どうやら考える時間を与えすぎたようだ、姫乃の頭の中を俺だけにしてやる」

そういうとさっきのキスより激しいキスを何度もされた。

舌を絡ませて太志さんからも息がもれている。

バスローブを全部剥ぎ取られて姫乃は胸を手で押さえる。

「恥ずかしい…」

「初めてか?」

姫乃は首を横に振った。

「大学の時に彼氏はいました」

「じゃあ、遠慮なく…」

そういうと姫乃の胸をくわえられた。

「あっ…」

姫乃は両手首を持たれベッドで太志に動けなくされた。

体をじっと見られているのがわかる。

見られると、とても恥ずかしくて顔を横に背けた。

「服の上から見るより胸が大きいな」

真っ赤になって軽く頷いた。