「ハァ…やっぱり姫乃の中がいい」

太志さんが私で感じてくれているのがわかった。

「締めるなよ」

「ふふっ」

姫乃は楽しそうに太志の腰に足を絡ませてみた。

「おい、まだ付けてない…くっ」

太志に絡ませていた足を離されて1度抜かれた。

「うっ…ハァハァ」

太志はティッシュで拭き取ってくれた。

「ごめんなさい」と姫乃は素直に謝ってスーツケースから宮野太志と名前入りの箱を出してきた。

「全くじゃじゃ馬だな」

「嫌いにならないで」

「ならないよ、馬鹿だな、ほら、来い」

姫乃は再び太志に抱きついた。

2人は朝まで抱き合って起きたのは10時だった。


「太志さん!起きなきゃ、チェックアウトまであと1時間だよ」

よいしょと太志さんを起こす。

「先にシャワーするね」

バタバタと走り回っていた。

「全く朝からにぎやかだな、まあこれも日常になるのか...」


シャワーを浴びていると一緒に入ってきた。

「びっくりしたぁ」

「俺もシャワー」と言いながら泡だらけの姫乃の身体に触れていく。


「あっ、だめだよ」

後ろから太志は身体をひっつけてくる。

「ねーぇ、当たってる」

「男はしようがないんだよ」と下から突き上げられた。

「あんっ...んっ、んっ」

「ハァ、やっと目が覚めてきた」

「もう、いきなりはずるいよ」

「いきなりは嫌か?」

「嫌じゃない…です」

「だろ?ほら、流せ、着替えるぞ(笑)」