「太志さんは何のお酒でも呑めるの?」

「ほとんど毎日呑んでから寝るかな、じゃないと寝つきが悪い、だから姫乃といた時にすぐに寝れたのがびっくりしたんだよな、何でだろ」

アルコール呑んで寝るから朝食が食べれないと言っていた。

朝弱いって言ってたのはアルコールが抜けてないんだな。

仕事をする前におにぎりを1個食べるくらいと話してくれた。

「ふふっ、また新たな太志さんを知れた、今日はゆっくり寝ようね、朝も急がないし」

「どうかな、朝まで寝させないと思うけどな」

「え?」

グラスのワインの残りを私に渡して太志はベッドに向かった。

呑んだら来いよと言いながら……

太志さんの目、最初に会った時の目だ。

アルコールも入り凄く色気のある目に私は目が離せなかったんだった。

太志さんがベッドに腰をかけたまま待っている。

ゴクゴクとワインを飲み干すと姫乃もベッドに向かった。

いつものように姫乃が前からまたがってキスが始まる。

「酔った?」

「少しね」

「いいな、色っぽい」

「太志さんだってだよ、その目の色気にドキドキしちゃう」