素敵ねと満里絵は言ってくれた。

私より早く結婚するんじゃない?とも…

そうだよね、満里絵よりもしかしたら…太志さんはまだデートもしてないのに直感で私を選んでくれた。

過ごした時間は少ないのに…でも姫乃も同じ気持ちだった。

「満里絵は今、どんな状態なの?」

「うーん住む所を探したり、式場選びとかも」

「それが普通だよ、私ね、自分で普通だと思っていたけど突っ走る所があるみたい」

「男で変わったんだよ」

いいなぁと満里絵はいいながら2階の事務所へ2人で行った。

お昼前に内線電話が鳴った。

「西さんに『宮乃』さんからお電話です」

「お願いします」

何か洗いであったのかな?

「もしもし?」

「姫乃?」

「はい」

「次の休みっていつ?」

「日曜日」

「おっ、じゃあ東京に行かね?」

「もしかして?」

「あぁ、スマホが見つかったって連絡がきた」

太志さんは土曜日の夜に1泊しようぜと言ってきた。

「はい」

人が通ると敬語を使う姫乃。

夜、また行くと電話は切れた。


仕事終わりの太志がパソコンを持ってきて飛行機のチケットやホテルを予約してくれる。

こんな高いホテルじゃなくてもいいよと姫乃は言ったが空いてるんだからいいんだよと1番いい部屋を取った。