こうして無事、ショー自体は終わった。
勝ち残った人たちの画用紙分も貼り終わり、最終決戦!みたいな雰囲気でやってやった。
女子で残った人の中に私が何故かいる。
あぁ、やっぱ司会さんが本命とか言ったから気を遣わせてしまった・・・。
男子は想蘭たち4人と宵冬さんさん、凛亜たち三つ子。
男子の部で勝ち上がった半分以上(15人中8人知り合い)知ってるって・・・なんで?
私の周りにイケメンたちが集まってるとは思えないし、キャラの問題?
明るすぎ?活発だから男子っぽくて絡みやすいんですか?
「では最終投票が終了しました!開票ももうすぐ完了します!男子の部と女子の部で投票数が1番多かった人が優勝となり、お好きな方を指名して後夜祭まで過ごすことができます!」
そう、司会さんの言う通り。
第3部が終わったのは午後の1時半くらいだけど、後夜祭まであるから今日の優勝者発表でも問題ないのだー!
花火とかもあるしね。
イケメンと花火見る美少女・・・の組み合わせになるだろうけど。
「おっ!結果が出たようですね!」
ちなみに、私も開票作業は手伝ったけど結果は知らない。
私もショーに参加したからね。
そんなトコも配慮できるうちのクラスの子はすごいでしょっ!
「ではまず男子の部優勝・・・Kingから!・・・あ」
司会さんが結果の入った封筒を開ける。
そして困惑したように笑った後、マイクに向き合った。
「えー、今回のKingはなんと・・・4人います!ちょうど同じ票数だったんですね」
4人・・・その人数、ちょっと聞き覚えあるような・・・。
・・・いや、気のせい気のせい。
「ではKingの発表です!今回のKingは・・・」
司会さんはめちゃくちゃ溜めたあと、大きく口を開いた。
「第3部トップバッター4人組!」
げっ・・・嘘でしょー・・・。
「玖音さん、魅蕾さん、想蘭さん、添伽さんです!」
あぁ・・・なんてコトだ。
きゃー!と歓声が上がる中、4人が舞台に上がっていく。
・・・やっぱり年上が人気らしい。
にしても同じ票数って・・・好みのタイプってこんなに分かれるもんなんだね・・・。
「では続いて女子の部優勝・・・Queenの発表です!Queenは・・・」
だれだろう、それなりに可愛い子たちのはずだ。
私は投票してないからみんなから入れられた票とか見てないけど・・・。
しかもどんな子がいたか、覚えてない・・・。
でも年上男子が人気ってコトは年下女子が人気かな?
ってことは中学生とか・・・高校生と小学生のカップルってあまり聞かないし、多分そこらへん・・・。
「第3部蓮雅さんです!」
まじですか・・・。
ちょ、司会さん・・・大本命とか言っちゃったせいだよ?
私も本命の人に票が入っていなかったら入れちゃうもん・・・お人好しというか・・・余計なお世話の部類だろうか。
「蓮雅さん、舞台へ!」
私は接客のドレスのまま、舞台上に上がる。
はぁ・・・何故だ、何故こうなった。
ってか誰選べばいいの。
零亜と約束したからやっぱ零亜?
そう思って観客席と化した場所を見渡すと、すぐに零亜は見つかった。
そして私の視線に気づき、困ったように笑う。
『零亜を選んでいい・・・?』と首をかしげると、零亜はずぐに頷いてくれた。
口パクもしてないのに・・・目が合っただけなのに。
さっすが零亜、中学から一緒に居るだけはある。
「それではKingのみなさん!指名する人を選んでください!あ、名前は分からないと思うのでどの人か教えて下されば・・・」
「「「「蓮雅」」」」
・・・うん、なんとなく予想できたコトだった。
でも4人に選ばれるって・・・5人で行動するってコト?
「おぉ、KingのみなさんはQueenをご所望ですね!ではQueenの蓮雅さん!誰を選びますか?!」
チラリ、と想蘭たちを見る。
「れ・・・」
零亜でお願いします、と言いかけたところですごく視線を感じた。
想蘭たちだ。
特に添伽は圧のこもった目で見てくる。
いや、さ・・・あのね?
4人の中で1人だけを選んだら喧嘩になりそうじゃん。
玖音と魅蕾は説明しなくても分かってくれそうだし、想蘭も説明すれば理解してくれるはず。
でも添伽は説明とか聞かなそう。
言い訳とかいいから、って言われそうじゃん。
私は感じた視線を見なかったコトにして、もう1度口を開いた。
「第3部の・・・零亜さんでお願いします」
「零亜さんですね!では零亜さん、舞台にどうぞ!」
零亜が嬉しそうに舞台に上ってくるまでの間、司会さんが話を始める。
「ではKingのみなさんは後夜祭までを蓮雅さんと過ごしてください!5人で同時に過ごしてもいいですし、1人ずつ交代で2人っきりでも・・・。Queenの蓮雅さんは、後夜祭を零亜さんと過ごす、というコトでいいですか?」
「はい、もちろんです」
そう返事をしたトコロで拍手が起こり、私のクラスのショーは無事終了した。
勝ち残った人たちの画用紙分も貼り終わり、最終決戦!みたいな雰囲気でやってやった。
女子で残った人の中に私が何故かいる。
あぁ、やっぱ司会さんが本命とか言ったから気を遣わせてしまった・・・。
男子は想蘭たち4人と宵冬さんさん、凛亜たち三つ子。
男子の部で勝ち上がった半分以上(15人中8人知り合い)知ってるって・・・なんで?
私の周りにイケメンたちが集まってるとは思えないし、キャラの問題?
明るすぎ?活発だから男子っぽくて絡みやすいんですか?
「では最終投票が終了しました!開票ももうすぐ完了します!男子の部と女子の部で投票数が1番多かった人が優勝となり、お好きな方を指名して後夜祭まで過ごすことができます!」
そう、司会さんの言う通り。
第3部が終わったのは午後の1時半くらいだけど、後夜祭まであるから今日の優勝者発表でも問題ないのだー!
花火とかもあるしね。
イケメンと花火見る美少女・・・の組み合わせになるだろうけど。
「おっ!結果が出たようですね!」
ちなみに、私も開票作業は手伝ったけど結果は知らない。
私もショーに参加したからね。
そんなトコも配慮できるうちのクラスの子はすごいでしょっ!
「ではまず男子の部優勝・・・Kingから!・・・あ」
司会さんが結果の入った封筒を開ける。
そして困惑したように笑った後、マイクに向き合った。
「えー、今回のKingはなんと・・・4人います!ちょうど同じ票数だったんですね」
4人・・・その人数、ちょっと聞き覚えあるような・・・。
・・・いや、気のせい気のせい。
「ではKingの発表です!今回のKingは・・・」
司会さんはめちゃくちゃ溜めたあと、大きく口を開いた。
「第3部トップバッター4人組!」
げっ・・・嘘でしょー・・・。
「玖音さん、魅蕾さん、想蘭さん、添伽さんです!」
あぁ・・・なんてコトだ。
きゃー!と歓声が上がる中、4人が舞台に上がっていく。
・・・やっぱり年上が人気らしい。
にしても同じ票数って・・・好みのタイプってこんなに分かれるもんなんだね・・・。
「では続いて女子の部優勝・・・Queenの発表です!Queenは・・・」
だれだろう、それなりに可愛い子たちのはずだ。
私は投票してないからみんなから入れられた票とか見てないけど・・・。
しかもどんな子がいたか、覚えてない・・・。
でも年上男子が人気ってコトは年下女子が人気かな?
ってことは中学生とか・・・高校生と小学生のカップルってあまり聞かないし、多分そこらへん・・・。
「第3部蓮雅さんです!」
まじですか・・・。
ちょ、司会さん・・・大本命とか言っちゃったせいだよ?
私も本命の人に票が入っていなかったら入れちゃうもん・・・お人好しというか・・・余計なお世話の部類だろうか。
「蓮雅さん、舞台へ!」
私は接客のドレスのまま、舞台上に上がる。
はぁ・・・何故だ、何故こうなった。
ってか誰選べばいいの。
零亜と約束したからやっぱ零亜?
そう思って観客席と化した場所を見渡すと、すぐに零亜は見つかった。
そして私の視線に気づき、困ったように笑う。
『零亜を選んでいい・・・?』と首をかしげると、零亜はずぐに頷いてくれた。
口パクもしてないのに・・・目が合っただけなのに。
さっすが零亜、中学から一緒に居るだけはある。
「それではKingのみなさん!指名する人を選んでください!あ、名前は分からないと思うのでどの人か教えて下されば・・・」
「「「「蓮雅」」」」
・・・うん、なんとなく予想できたコトだった。
でも4人に選ばれるって・・・5人で行動するってコト?
「おぉ、KingのみなさんはQueenをご所望ですね!ではQueenの蓮雅さん!誰を選びますか?!」
チラリ、と想蘭たちを見る。
「れ・・・」
零亜でお願いします、と言いかけたところですごく視線を感じた。
想蘭たちだ。
特に添伽は圧のこもった目で見てくる。
いや、さ・・・あのね?
4人の中で1人だけを選んだら喧嘩になりそうじゃん。
玖音と魅蕾は説明しなくても分かってくれそうだし、想蘭も説明すれば理解してくれるはず。
でも添伽は説明とか聞かなそう。
言い訳とかいいから、って言われそうじゃん。
私は感じた視線を見なかったコトにして、もう1度口を開いた。
「第3部の・・・零亜さんでお願いします」
「零亜さんですね!では零亜さん、舞台にどうぞ!」
零亜が嬉しそうに舞台に上ってくるまでの間、司会さんが話を始める。
「ではKingのみなさんは後夜祭までを蓮雅さんと過ごしてください!5人で同時に過ごしてもいいですし、1人ずつ交代で2人っきりでも・・・。Queenの蓮雅さんは、後夜祭を零亜さんと過ごす、というコトでいいですか?」
「はい、もちろんです」
そう返事をしたトコロで拍手が起こり、私のクラスのショーは無事終了した。