白ご飯をすくう箸が止まる。
「最近は大丈夫みたいだけど、毎日晴れるとは限らないし……」
顔を上げて目を合わせる。
我が子を心配する過保護な眼差し。
どうやら体調面よりも精神面のほうを気にしていたようだ。
「……部屋はどこになるの?」
「1階の和室。全員2階で寝てるって言ってたけど、リビングにワンちゃんがいるから寂しくはないと思う。あ、お友達にはまだ言ってないから安心していいわよ」
まだって、話すつもりだったんかい。あと犬飼ってるのかい。
「机とか布団とかは用意してくれるそうだから……」
「わかりました。行けばいいんでしょ、行けば」
被せるように返事をして白ご飯をかきこむ。
もう、そこまで手厚くされたら断れないじゃないか。
……まぁでも、独りぼっちで過ごすよりかはマシか。
不安を抱きつつも母の提案を受け入れた。
*
「あらら〜、それはなんとお気の毒。いつから行くの?」
「今週の土曜。急ピッチで荷物まとめ始めたから、もう眠くて眠くて」
「最近は大丈夫みたいだけど、毎日晴れるとは限らないし……」
顔を上げて目を合わせる。
我が子を心配する過保護な眼差し。
どうやら体調面よりも精神面のほうを気にしていたようだ。
「……部屋はどこになるの?」
「1階の和室。全員2階で寝てるって言ってたけど、リビングにワンちゃんがいるから寂しくはないと思う。あ、お友達にはまだ言ってないから安心していいわよ」
まだって、話すつもりだったんかい。あと犬飼ってるのかい。
「机とか布団とかは用意してくれるそうだから……」
「わかりました。行けばいいんでしょ、行けば」
被せるように返事をして白ご飯をかきこむ。
もう、そこまで手厚くされたら断れないじゃないか。
……まぁでも、独りぼっちで過ごすよりかはマシか。
不安を抱きつつも母の提案を受け入れた。
*
「あらら〜、それはなんとお気の毒。いつから行くの?」
「今週の土曜。急ピッチで荷物まとめ始めたから、もう眠くて眠くて」