学校でも、率先して机を運んでて。
気温が30度近くあった一昨日は、『冷房つけていい?』って、クラスメイト1人1人に許可取ってたっけ。
単に気を遣ってくれているだけなのかもしれないけど、困った時は必ずと言っていいほど駆けつけてきてくれるんだよね。
以前の自分だったら、絶対考えられなかった生活。
この調子で交流を増やしていったら、耐性がついて苦手を克服できるかな……?
後半戦も頑張るぞと、意気込んだその時。
「希歩ちゃん、開けていいー?」
「はーい、どうぞー」
部屋の外から声が聞こえて返事をすると、ふすまが開いて……。
「お菓子持ってきました〜」
満面の笑みを浮かべた梨子ちゃんが、山盛りのお菓子を持って入ってきた。
その背後で、ペットボトルのお茶とグラスを持った青倉がジト目で梨子ちゃんを見つめている。
「テスト勉強お疲れ様ですっ」
「ありがとう〜。わぁ、このクッキー美味しそう」
「えへへ。お母さんと一緒に作ったんだ〜」
気温が30度近くあった一昨日は、『冷房つけていい?』って、クラスメイト1人1人に許可取ってたっけ。
単に気を遣ってくれているだけなのかもしれないけど、困った時は必ずと言っていいほど駆けつけてきてくれるんだよね。
以前の自分だったら、絶対考えられなかった生活。
この調子で交流を増やしていったら、耐性がついて苦手を克服できるかな……?
後半戦も頑張るぞと、意気込んだその時。
「希歩ちゃん、開けていいー?」
「はーい、どうぞー」
部屋の外から声が聞こえて返事をすると、ふすまが開いて……。
「お菓子持ってきました〜」
満面の笑みを浮かべた梨子ちゃんが、山盛りのお菓子を持って入ってきた。
その背後で、ペットボトルのお茶とグラスを持った青倉がジト目で梨子ちゃんを見つめている。
「テスト勉強お疲れ様ですっ」
「ありがとう〜。わぁ、このクッキー美味しそう」
「えへへ。お母さんと一緒に作ったんだ〜」