突っ伏した体勢のまま、ふあぁぁ〜っとあくびをする。
普段は7時起床。
青倉家に来てからは6時半に起床。
通学時間が縮まったから、少し遅くても間に合うのだけれど、朝食とお弁当作りの手伝いを買って出たのと、青倉を起こす仕事があるので、30分早く起きている。
「そしたらクマができちゃってさ。家出る前に蒸しタオル当ててるんだけど……『ちゃんと眠れてる?』っておばさん達に心配されちゃって」
「そうなんだ。生活リズムは大丈夫なの? 大学生って夜まで授業あるって言うし」
「うん……。でも毎日じゃないから大丈夫。お姉さんも気を遣って早めに帰ってきてくれてるし、私以外みんな2階で寝てるから、うるさくて眠れないとかはないよ」
ごめんなさいと心の中で何度も頭を下げながら、真実と嘘を交ぜて話す。
瀬那には既に同居の件は伝えていたが、「同い年の男の子がいる」ではなく、「大学生のお姉さんがいる」という設定で乗り切っている。
長年の友人に嘘をつくのは心苦しい。
けど……言えるわけないよ。
普段は7時起床。
青倉家に来てからは6時半に起床。
通学時間が縮まったから、少し遅くても間に合うのだけれど、朝食とお弁当作りの手伝いを買って出たのと、青倉を起こす仕事があるので、30分早く起きている。
「そしたらクマができちゃってさ。家出る前に蒸しタオル当ててるんだけど……『ちゃんと眠れてる?』っておばさん達に心配されちゃって」
「そうなんだ。生活リズムは大丈夫なの? 大学生って夜まで授業あるって言うし」
「うん……。でも毎日じゃないから大丈夫。お姉さんも気を遣って早めに帰ってきてくれてるし、私以外みんな2階で寝てるから、うるさくて眠れないとかはないよ」
ごめんなさいと心の中で何度も頭を下げながら、真実と嘘を交ぜて話す。
瀬那には既に同居の件は伝えていたが、「同い年の男の子がいる」ではなく、「大学生のお姉さんがいる」という設定で乗り切っている。
長年の友人に嘘をつくのは心苦しい。
けど……言えるわけないよ。