翌週の月曜日。
先週と同様、瀬那と待ち合わせして学校へ。
「どう? いる?」
「んー……いない、っぽい」
校門が見えてきたところで立ち止まり、目を凝らす。
立ち並ぶ先生達の中に交じって挨拶をする、腕章をつけた生徒達。
多分、風紀委員会の人だろうな。今日風紀検査の日だから。
電車組の中に紛れ込み、小股で歩を進める。
先生の背後に隠れているのではないだろうか。
委員会の人になりすましてるのではないだろうか。
なんて考えながら両脇を見渡してみたけれど、彼の姿はなかった。
顔合わせづらくなったのかな。先週、尻尾巻いて逃げていったもんね。
情けない姿を晒してしまったんだもん、プライドも少なからず傷ついたと思う。
訪れた平穏に若干胸騒ぎを覚えつつ、先生と委員会の人達に挨拶をして駐輪場へ。
自転車を置いて昇降口に向かうと、掲示板の近くに人だかりができていた。
「ねぇねぇ、何があったの?」
「っ……! 希歩ちゃ……」
先週と同様、瀬那と待ち合わせして学校へ。
「どう? いる?」
「んー……いない、っぽい」
校門が見えてきたところで立ち止まり、目を凝らす。
立ち並ぶ先生達の中に交じって挨拶をする、腕章をつけた生徒達。
多分、風紀委員会の人だろうな。今日風紀検査の日だから。
電車組の中に紛れ込み、小股で歩を進める。
先生の背後に隠れているのではないだろうか。
委員会の人になりすましてるのではないだろうか。
なんて考えながら両脇を見渡してみたけれど、彼の姿はなかった。
顔合わせづらくなったのかな。先週、尻尾巻いて逃げていったもんね。
情けない姿を晒してしまったんだもん、プライドも少なからず傷ついたと思う。
訪れた平穏に若干胸騒ぎを覚えつつ、先生と委員会の人達に挨拶をして駐輪場へ。
自転車を置いて昇降口に向かうと、掲示板の近くに人だかりができていた。
「ねぇねぇ、何があったの?」
「っ……! 希歩ちゃ……」