「おーい!こっちこっち!」
修司が手を上げた。
「あ、勇介!?」
梨花子が叫んだその名前に、思わずドキリ。
『…ってか、去年、晴海ドームで展示会のバイトがあってさ。あたし達、その時からなの。
学生課の斡旋だったからR大から多勢来ててさぁ、そん中でも勇介ってばピカイチに目立ってたんだけど、聞けば筋金入りのタラシって言うじゃない。
とっとと見切りつけて、速攻、修ちゃんを狙い打ちしたってわけ…
これ、修司には内緒ね』
梨花子がさっき、こっそり耳打ちしてくれた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…