勇介はあたしの強さに甘えてたって言ったよね。でもそうじゃない。
勇介がいなきゃ、とっくにクスリに走ってた。あたしのからだはとっくにボロボロになってたよ。
生きてくのがどんなにつらくても、周りのダチがどんなに勧めても手は出さなかったよ。
もう勇介に会えなくなるからね。勇介の存在があたしを支えてくれてたんだ。
あたしは神様なんて信じないけど、絶対絶対信じないけど、もし本当にいたとしたら…
こんな虫ケラみたいなあたしの人生に、勇介、あんたとめぐり逢わせてくれたことが、たった一つの神様からのプレゼントだと思うよ。
勇介はあたしとは違う。人を愛することだって、夢を見ることだってできるんだ。
あんたの彼女にはなれなかったけど、最後に一人の人間として見てくれたことが嬉しかった。
GOOD-BYE!勇介、
あたしはあたしのやり方であの子を守るよ。あんたの甘ちゃんにヨロシクネ!
瑛子』