陽飛:『心結ちゃんの事をもっと知りたいし…         心結ちゃんにも俺の事知って欲しいんだ。』                         心結:『…はい。』                     陽飛:『俺達…             付き合ってみない?』               心結:『付き合う???』                  陽飛:『誤解しないで欲しいんだけど、              もちろん友達としてだよ。』               心結:『あっ、はい。』                   陽飛:『今、ほっとしたよね。 最初から、甘い関係なんて考えてないよ。           俺、そこまでひどい男じゃないつもりだから、安心して良いよ。』               心結:『はい。』                      陽飛:『じゃ、よろしくってことで…』            陽飛サンがてを差し出した。                  その手を私も、握りかえした。                陽飛サンの細い指を、私はただ見つめていた。