ペアを組んで仕事してみたいってことかな、なんて考えながら、私はチャイムの音を聞いて身を硬くした。
今日も授業が始まる…。
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「はぁっ、はぁっ、もっ、むり…っ」
私はか細い悲鳴を上げながら砂の上に倒れ込んだ。
月曜日の2時間目。
1週間の始まりが、ゆううつになる体力作りの授業を、私は今日もリタイアした。
「おーい、日直~。お姫さまが倒れたぞ」
「はいはい」
今日の日直が、私を肩に担いで水道まで運ぶ。
この一連の流れにも慣れてきた。
1日ほぼ1食生活が体に響いてきたのか、最近は気が遠のいてる間に授業が終わる。
今日も軽く気絶していたのか、はっ、と我に返ったときにはグラウンドに人の姿がなかった。
薄情なクラスメイトたちめ…!