バディになってから、ずっときつい授業は休んでるし、突然私が授業に出るなんて思わないはず。

 月曜日の2時間目じゃないから、バテても壮士センパイと鉢合わせることはないし…。




「鬼の授業、がんばろ」




 1人でつぶやいて、私はチャイムの音を聞きながら教室へ着替えに戻った。




***




「はぁっ、はぁっ」


「もうそろリタイアかー、お姫さま?」


「久しぶりでも体力ないな、やっぱり」




 うるさい、と言い返すよゆうもなく、重い足を引きずる。

 きっつい…!

 やっぱりこんな授業、出るんじゃなかった…!




「はっ、はっ…」




 立っていられなくなって、ひざから崩れ落ちる。

 グラウンドに倒れたあとは、いつも通り。