クスリと笑って、壮士センパイはあいさつをするような軽さで、私の唇を食べた。

 今日だけで私、この人に何回キスされたんだろ…っ。

 そんなふうに接されると、私の中の乙女が顔を出して、前髪を下ろしてる壮士センパイいつもと違ってドキッとする、とか思っちゃうじゃん…!




「で、いつまで俺の部屋にいるつもりだ?」


「せ、セージが見つかるまで…?」


「そのインコが本当に俺の部屋に戻ってくると思ってるのか?」


「も、もちろん…」




 目が泳ぐ私を見て、壮士センパイは笑いながら離れる。




「それ、寝るときもそのままなのか?」


「男装…?まぁ、いつ誰が来るか分からないし…」


「そんなんじゃ休めないだろ。外してこい」




 壮士センパイは、間取りが同じなら、ユニットバスであろう場所を指さす。




「でも、部屋に戻るとき…」