「ねぇねぇ莉奈!!どういうこと?!あのイケメン転校生と席が隣だなんて!前世どんな徳積んだのよ?」



休み時間に入り案の定、優花から質問攻めに合う。



なんて答えよう。



優花とはいえ「転校生に一目惚れしました。」なんてお世辞でも言えない。



とりあえず「何にもないから…」と無難に答えておく。


でも優花は「あやしい…」とひとり唸っている。



対応に困っていると「まぁまぁそのくらいにしと来なよ優花。」と一磨が助け舟を出してくれた。



一磨の一言に優花は「はぁーい」と大人しくなった。



「ありがと!一磨!」とお礼を言ったところで休み時間の終わりを告げるチャイムがなった。