「マルセル叔父さんは今日実行するって言ったのよね? それならその前に披露するしかないわね」

「なんのイベントもないのに、急に披露するのか?」
「イベントならあるわ。それを利用するしかない」

「あるのか? そのイベントってなんだ?」
「今は、まだ言えない」

不安そうな顔つきをするプルーへ向けて、私はそう言い切ったのだった。