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プルーの考えてくれた歌とダンスは素人のママでも覚えられるように簡単なものだったけれど、可愛くてキャッチーで、親子で覚え終わった頃にはなかなかの出来栄えになっていた。

「そろそろみんなの前で披露しても大丈夫そうだな」
邪魔にならない場所でレッスンを見ていたプルーが近づいてきて言った。

「そうだね」
私はライムが用意してくれたタオルで汗をぬぐって答える。

しっかり動き回ったことで心臓がドキドキしているけれど、嫌な感じはしない。
なんだか、すごく久しぶりに楽しんでいる感じがする。

「エメラルドの考えた歌もダンスも今まで聞いたことのないものだけど、でもママ好きになっちゃった」
ママはそう言うと私の体を抱き上げて椅子に座った。