「違うの! あたちはママに城内アイドルになってほしいの!」
つい、言ってしまってからハッとなる。
ママの驚いた顔が目の前にあって、言い訳しようとしてみてもなにも言葉が出てこない。
「えっと、あの……これは、その……」
と、ひとりしどろおもどろになっていると「あいどるってなに?」と、ママが首を傾げてきた。
「あ、アイドルっていつのは……だから、えっと……」
まさかステージで歌って踊る人たちのことだとは言えない。
そんなのを生業にしている人たちは、この国では大道芸人くらいしかいない。
「み、みんなに愛される人のことだよ!」
どうにかひねり出した説明にママの顔色が変わった。
頬がほんのりと赤く色づき、そして口角が上がる。
「みんなに愛される人が、アイドルなの?」
「そ、そうだよ!」
つい、言ってしまってからハッとなる。
ママの驚いた顔が目の前にあって、言い訳しようとしてみてもなにも言葉が出てこない。
「えっと、あの……これは、その……」
と、ひとりしどろおもどろになっていると「あいどるってなに?」と、ママが首を傾げてきた。
「あ、アイドルっていつのは……だから、えっと……」
まさかステージで歌って踊る人たちのことだとは言えない。
そんなのを生業にしている人たちは、この国では大道芸人くらいしかいない。
「み、みんなに愛される人のことだよ!」
どうにかひねり出した説明にママの顔色が変わった。
頬がほんのりと赤く色づき、そして口角が上がる。
「みんなに愛される人が、アイドルなの?」
「そ、そうだよ!」