「先生の考えは定規です。定規を使って生徒達の考えが大丈夫なのかそうでないのか、それをはかります。でも定規自体が大丈夫かどうか考えることはありません。そこで先生は他人の考えを勝手に正しいか間違っているか判断しますが、自分がどうなのかを考えることはありません」







「そーなんだ」







 糀せんせの言うことはよく分からないけど、とりあえず先生も間違えることが分かった。