春沈 -先生なんてだいっきらい-

恋愛(学園)

茉/著
春沈 -先生なんてだいっきらい-
作品番号
1729615
最終更新
2024/07/21
総文字数
812
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
3
いいね数
0
春 ———





出会いと別れを繰り返すこの季節にね、先生はいなくなっちゃったの。


馬鹿みたいに笑って、怒られて、不満ぶちまけちゃって。
授業中当ててくるのまじムカつくーーとか、この単元意味不明ーーーとか。
心底どーでもいいのにさ、ほんとはどうでも良くなかったんだよね。


なんかさ、ね、なんだろーね。

あの頃は当たり前のように毎日会うし、もはやさっさと別れたかったのに。
なんで泣いてんだろうねうち。



また放課後の空き教室で馬鹿みたいに笑ってさ、馬鹿みたいに突っ込んでよ。
いつだっけ、中庭でいっぱいいろんな事教えてくれたよね。
後さ、また話聞いてくれるって約束果たしてないじゃん、嘘つき。



もうそろそろだよ、先生の大好きな香りが。

確かこの窓開けるといい匂いするって言ってたよね。


ほら、沢山咲いてるよ。





——片思いやさぐれ問題児FJK × イケメン無気力問題教師
あらすじ
春。

卒業。

入学。


そんな出会いと別れの中で、出会った二人のおはなし。

沈丁花の花のように、永遠に。
絶対、絶対、実らない恋に沈んでいくのです。

目次

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