結婚式当日、白川ちゃんと皇紀は、お互い悲しそうな目で見つめあっていた。

あー…






「私は幸せになるなってことか…」


ポツリ、誰にも拾われない独り言が落ちる。

こんな醜い女、誰にも好かれない。

幸せになる資格なんて、ないじゃんね。



「…辛いなぁ…」