既にアイスを食べ終えていた皇坂くんは私の手をそっと離すと席に戻って行った。
離された手を見つめていると
「弥兎!アイス溶けちゃうよ!」
「あ、ほんとだ」
咲羅の慌てた声が聞こえ手に持っていたアイスを食べた。
少し手に垂れてしまい、タオルを取りに行こうとしたら
「はい」
誰かからタオルを差し出された。
ゆっくり顔をあげると目の前にいたのは皇坂くんだった。
「あ、ありがとう・・・」
おずおず受け取ると皇坂くんはもう一度席に戻って行った。
「2人見てるだけで胸きゅんだわ」
「うんうん」
咲羅の言葉に愁斗が頷く。
「やっぱり2人って」南於が小声で私に話しかける。
ゆっくり頷くと嬉しそうに笑った。
圭は驚いた顔をしていたが「お幸せに」と笑ってくれた。
「分かりやすいから気付いてる人は気付いているかもね」
「まぁ、それは・・・」
試合の時に明らかに私の方を見て笑ってくれていたりしたから
見ていた人は気付いたかもしれない。
離された手を見つめていると
「弥兎!アイス溶けちゃうよ!」
「あ、ほんとだ」
咲羅の慌てた声が聞こえ手に持っていたアイスを食べた。
少し手に垂れてしまい、タオルを取りに行こうとしたら
「はい」
誰かからタオルを差し出された。
ゆっくり顔をあげると目の前にいたのは皇坂くんだった。
「あ、ありがとう・・・」
おずおず受け取ると皇坂くんはもう一度席に戻って行った。
「2人見てるだけで胸きゅんだわ」
「うんうん」
咲羅の言葉に愁斗が頷く。
「やっぱり2人って」南於が小声で私に話しかける。
ゆっくり頷くと嬉しそうに笑った。
圭は驚いた顔をしていたが「お幸せに」と笑ってくれた。
「分かりやすいから気付いてる人は気付いているかもね」
「まぁ、それは・・・」
試合の時に明らかに私の方を見て笑ってくれていたりしたから
見ていた人は気付いたかもしれない。