「皇坂くんがあんなにも話してるの初めて聞いた・・・」
咲羅はいまだに信じられないのか皇坂くんが出て行ったほうをボーっと見ていた。
確かに私も教室であんなにも話しているところを見たのは初めてかもしれない。
「何か心境の変化があったのかな」
難しい顔をして考え込む咲羅に
「ごめん、私もう帰らなきゃ!」
ぱちんと両手を合わせ席から立ち上がった。
「あ、ごめん。急いでた?」
「ううん、そういうわけじゃないけど、ちょっと・・・」
「あー、言わなくていいよ、大丈夫。
付き合わせちゃってごめんね。また明日~!」
言葉を濁す私に咲羅は深く追及することなくヒラヒラと手を振ってくれた。
「ありがとう。いつか絶対話すから!また明日ね」
私も手を振り返しながらバタバタと教室から出る。
別に慌てなくてもいいんだけど、でもどうしても早く会いたかった。
早く会って声が聞きたかった。
先に行ってしまった大きな背中を追いかけるように校門からでて、
駅までの道のりを走った。
咲羅はいまだに信じられないのか皇坂くんが出て行ったほうをボーっと見ていた。
確かに私も教室であんなにも話しているところを見たのは初めてかもしれない。
「何か心境の変化があったのかな」
難しい顔をして考え込む咲羅に
「ごめん、私もう帰らなきゃ!」
ぱちんと両手を合わせ席から立ち上がった。
「あ、ごめん。急いでた?」
「ううん、そういうわけじゃないけど、ちょっと・・・」
「あー、言わなくていいよ、大丈夫。
付き合わせちゃってごめんね。また明日~!」
言葉を濁す私に咲羅は深く追及することなくヒラヒラと手を振ってくれた。
「ありがとう。いつか絶対話すから!また明日ね」
私も手を振り返しながらバタバタと教室から出る。
別に慌てなくてもいいんだけど、でもどうしても早く会いたかった。
早く会って声が聞きたかった。
先に行ってしまった大きな背中を追いかけるように校門からでて、
駅までの道のりを走った。