あれから数ヶ月
相変わらず情緒不安定で
咲優、悠真くんにはお世話になっていて
そこへ最近は佐々木くんが連絡をくれるように
かと思っていると
瑞稀 今日会いたいんだけど会える？
葉月 ん？
瑞稀 話したいことがあるんだ
葉月 はい
なんなんだろ？
時間になり待ち合わせ場所へ
｢待った？｣
｢大丈夫｣
｢あのさ？｣
｢なに？｣
｢俺…葉月ちゃんのことが…好きです
付き合ってください｣
｢え…｣
｢今すぐじゃなくても｣
え…あたし？
確かに少し違うかもしれないこの人は…
｢あたしまだ佐々木くんのことなんにも知らないし
今は好きではない…んだけど…つきあってみるのでもいいかな？｣
｢え？いいの？｣
｢うん。でも今は｣
｢いいよ！絶対に好きにさせるから！｣
それから付き合うことになった…
でもやっぱりなかなか好きにはなれなくて…
まさかこれが悲劇の始まりだなんて思ってもなかった
