あれからみんなまぁまぁ飲んでて出来上がってきてる…


あたしはと言うとさすがにはめを外すわけにも行かずまだまだ余裕をかましている



「咲優ちゃんさ?彼氏いるの?」

「彼氏?居ないよ?」

おい!お前満更でも無さそうだな…



人の会話に耳を傾けてひとりちまちま飲む


「ねぇ
葉月ちゃんって中学の時いつも大人しく本読んでたよね?今も本好きなの?」


いやいや誰とも関わりたくなくて本読んでたんだよ!


本は好きではない


「ど…どーだろう?
最近読んでないからなぁ?」

「そーなんだ。昔は声掛けずれぇな?って思ってたけどそんなことないのな?」

「そりゃどーも。」




声掛けずらいですかー?
そりゃね?
かけて欲しくなかったからね?



「俺最近彼女と別れてさぁ?
まじうざいのなんの!そっちは結婚してんの?それとも彼氏でもいんの?いるだろ?」

「いないけど?」

「うっそー以外絶対モテんじゃん?」

「そんなことないよー」



いやモテて欲しくねぇーよ!


と心で叫んでおく