「おはよう咲優ちゃん!」

「おはよう!!間に合った!」

「ごめんね?コイツほんと遅くて……」

「ぜーんぜん!あたしらも今来たところだから」

どんな嘘だよ……

「おはよう!
えっと……。葉月ちゃんだっけ?」

「はい。おはようございます」

「おはよう!別に改まらなくても笑」

「いえ」

「俺は雅人、コイツは悠真よろしくね?」

「よろしくお願いします」


陽キャと陽キャかよ……。


無理だわ



と言いながらまぁまぁあたしら2人は隠れ陽キャだったりする。

髪の毛はと言うとちゃーんと黒だよ?でもね?ピアスにネックレスつけて学校に行ってることは内緒。


ちゃんとバレないようにカラコンをつけてることも内緒だったりする


こうやって休みの日は唯一のオシャレをできる日
ガッツリメイクにオシャレしてまぁそれなりの格好をしている



「そうそう歩きながら話そう?」

「そうだね?」

咲優が先陣をきって歩き出した


「葉月??雅人は幼なじみなんだよね?」

「ふーんこの方があの有名な幼なじみなんだ」

「そうそうでこっちが雅人の友達」

「なるほどね?」


楽しそうに雅人くんと悠真くんと話す咲優……。
なんか取られた気分で正直乗り気じゃなくなった


「めんどくさ……」

誰にも聞かれない声でそっと吐く


「ねえ?向こうで何乗る?」

「咲優はなに乗りたいの?」

「んー?葉月は?」

「え?あたし?
あたしに合わせないでいいし好きにして?」

「はーづーきー?怒ってる?」

「別に」


雰囲気最高に悪いかもあたしのせいだ……

あー。来なきゃ良かった

恒例のマイナス思考もぉ戻れない


「葉月?ごめん盛り上がりすぎた
葉月何乗れるんだっけ?」

「絶叫以外なら乗れる」

「じゃー?始め入口から遠いけどジョーズ乗ろうよ!ね?」

「うん」

「けってーい!」


テンションの高い咲優

なんでいつもあたしといるのか正直疑問だったりする

でも咲優も同じく依存症らしい
幼なじみの雅人くんとあたししか居ないらしい


でもコミュニケーション能力はすごくある
一応表上仲良くする技術は抜群にある



尊敬尊敬