葉月side



~♪~


「もしもし」

『ただいま家に帰った来ました』

「おかえり」

『ありがとう』

「今日も忙しかったの?」

『まぁまぁかな?
で?何かあった?』

「何も無いけど……昔のこと思い出しちゃって不安になったから」

『フラッシュバックね?』

「咲優にもかけたんだけど出なかった」

『あいつなんかしてんじゃね?』

「たぶん」

『大丈夫か?』

「うん」

『とりあえず薬飲みなさい』

「え……眠くなっちゃうじゃん」

『寝るまで繋げててやるし飲め』

「はい。」



リビングに行って水と薬を持って寝室に戻る


一人暮らしを初めてから
寂しくて仕方がない……。



「はい。飲んだよ」

『偉い。おりこうさん』

「子供じゃないし!」

『偉いよ?』

「なにそれ……ふんっ!」

『ガキかお前は』

「ガキでいいよ!」

『相変わらず言い返してくるやつだな』

「だってムカつくもん」

『なら電話切るぞ』

「え……やだ……」

『うそうそ』

「意地悪……」

『すまん』

「いいよ」





電話ができるなら誰でもいいそれは悠真くんじゃなくてもいい、咲優でもいいこんな言い方良くないのかもしれないけど……。そー思う







あたしだけの友達なんだ

あたしだけを見て欲しい誰のものにもならないで
彼女でもないし彼女になりたいとも思わないし
咲優なんて異性でもないけどそー思う


あたしじゃない誰かと連絡をとったり連絡がなかったりすると捨てられたんじゃないかやっぱりあたしは生きてる価値なんかない嫌われ者なんだそー思ってしまう





自分は嫌われ者なんかじゃないひとりじゃないそれを埋めるのにひとりにしないでと心が叫んでる




その叫びに答えてくれたのが咲優だった、悠真くんだったただそれだけ
それだけだとおもっている