悠真side




「おい!どこ行く」

「ちょ……と……」




あのフラフラでどこ行くんだよ
明らかに顔色悪いし呼吸も早い……




「っと……」


ナイス俺

じゃなくて



「お前なぁ……だから言ったろ?」

「頷く)……」

「中断する?」

「いや?そのままでいいよ?
変な行動する方がこいつ気を使う」

「そーかも……。
悠真任せていい?あたし見てられないかも」

「お前までパニックになられても困るから」

「すみません」





「だから言ったろ?大丈夫かよ」





人の気も知らねぇで……。








正直高校時代あの日から
気になっている。





保育に進む予定だった俺は葉月と出会ってから進路を変えた


いつかこいつを救いたいと看護の仕事に進むことにした
でも卒業後会うことも無くこの間久々に連絡が来た時

それはそれは飛び跳ねるほど内心喜んだ



で今日





さっきの店での葉月の破壊力といったらやばい……





からのこれ……




こいつは俺の心を荒らしてくる……





可愛くてほっとけなくて……
助けてあげたい守ったやりたい……


こいつの事は知ってるつもりだから
付き合おうなんて思わないそれ以上は望まない……