「とりあえず解散」

「明日の仕事の具合いみてまた連絡する」

「わかったよー」

「あたしは基本21時までだけどね?」

「あたしの方が早いかもー!?」

「でも疲れてんじゃん家から出たくなーいって笑」

「ほんとそのとーりなんです」

「まぁまた連絡する」

「またねー」

「おやすみー」


今日も長い夜が終わった
なーがーいブラックなバイトの末のこの意味わからない愚痴大会

ほんと高校生なのか?とまだ思ってしまうほど変わらない2人


またそれが楽しかったりもする




さぁ何食べようかな?

家まで5分の道のりをひとり寂しく歩く




~♪~


「ん?」


誰なのか全く見ずに出てしまった


「もし……もし」

『もしもし、さっきはごめん』

「ん?」

『俺』

「あー。こっちこそごめん」

『仕事終わったから連絡した』

「お疲れ様」

『ありがとう』

「うん」

『お前今なんの仕事してんの?』

「え?アミューズメントパークで働いてる」

『へー?接客業かお前出来んの?そんなん』

「相変わらず失礼すぎ」

『いやだって俺の印象では人混み嫌いでパニックになってるイメージが』

「そーですとも
未だに毎日死にそうになりながら仕事してますよー」

『なんか違う仕事探せよ』

「ないし」

『なんだそれ』


失礼な性格は相変わらず健在か……!?

いつも腹立つイメージがある

けど他のやつと違って助けてくれるホント専属の看護師だわと思うあたしは最低なのかもしれない


でも彼氏なんていらない友達以上恋人未満がいいんだ