「俺も見たよ?
あのあざとリストカットの数さすがにやばいと思うけどね?てか追い込まれてるんだろうね?」

「あのパニックの感じとあざ的に見てDVで確定だと思うけどな?」

「俺もそー思います」

「俺の妹……
やっと外に出れるようになって……やっと笑ってくれるようになったのに……
返せよ!は?お前だろ!どー見ても!」

「いや……その……」

「なに?言い訳?」




黙る彼氏


「いや……なんで俺なんだよ……
俺はこの家にあとから来たんだぞ!?こいつが先にいて俺が来た時にはもぉ葉月はパニックに……」

「残念ながら俺はこいつのこと知ってんだよね?
葉月と繋がってのは知らなかったけどな悠真」

「いえ……俺もおにぃさんがまさか前職場の先生だったとはね…」

「佐々木くんなんでそんなことしたの?」

「葉月が悪いんだよこんなやつと連絡とるから……」



俺ですか?



「別に俺は心配で連絡とってるだけで葉月は不安になったら連絡してくるだけだけど?」

「なんで俺じゃないんだよ……」

「じゃぁお前は葉月の何を知ってんだよ」

「不安なだけだろ?」

「たかが不安と思ってるんだな?
あいつが不安に思うことでどーなるか知らねぇから言えんだろ?」

「知らねぇよ」


「こっちは専門なんでね?お前よりは分かるよだからじゃね?頼ってくるのって」




知らないけどね