「ちょっと俺の彼女なんですけど?」

「彼氏さんでしたっけ?」

「はい」

「ならこのアザはなんですか?この傷は…」


と俺は葉月を擦りながら腕に見えるアザとリストカットの傷を見せる




「葉月はリストカットをしてると言っていましたから
悩みがあるなら俺に相談するように行っていますよ?」

「ならこれは?」

「どこかにぶつけたんでは無いでしょうか?」

「ぶつけた?」

「はい。鈍臭いんですよこいつ」

「葉月??これどーした?」

呼吸が少し落ち着いたもののまだ苦しそうな葉月
頑なに話そうとしない
それよりもずっと怯えて震えている…






「はづき??」



「やだ……やめて…やめて…」




またパニック状態に