通話が終わったのでパソコンがある、幸我の近くに戻ると
幸我の方は、まだ話し込んでいた。


「やめさせろよ。」


と言っているのが聴こえたから、幸我の服の袖を引っ張り
虎ちゃんから通話来たよと邪魔にならない小さい声で教えると幸我の大きくて、優しい手のひらが頭をくしゃっと撫でてくれた。



何故か胸がきゅっとしたなと思いながら、頼まれた仕事を始める。



ナンバーと色バイクをSNSを使い調べつつ、情報をもらうために連絡先からまだ、起きているだろうと希望をもって、



一番上の智《とも》お兄ちゃんにタップをする。