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それからパソコンを自在に操り始めるようになり、情報の仕事を依頼すれば、仕事を淡々とこなしてくれる。
時間制限を儲けるとSNSを含めその地域を検索したり、ぼかしてある箇所もアプリを使ってほぼ加工前のように除去にしてくれたり、GPS機能を使い位置を調べあげたり、盗聴器を仕込んで音声も聞いたりと集中して有力な情報を集めてくれる。
”裏の情報”も全て割り出してくれて、危険だと判断した時は、少しずつ俺らを頼ってくれるようになった。
稀にコテンと首を傾げながら「ねぇねぇ」と言って
「……あの人達の両足を折って……情報……吐かせて来ていいー?」
可愛い声で物騒な発言をしつつ喉仏を潰しそうな勢いで、迫力のある殺気も出しながら、情報を吐かせるのが得意になっていた…。
「吐かせて来たー…。ついでに死ぬほど苦しくて、嫌であろうところに飛ばして来たー……治安悪い場所にー……。」
「こーら、心《ここ》、…危ないでしょ……」
「ううっ、はる……ちゃん…」
「後はもう、弘樹さん達に任せておこう?ほらっ、甘えていいよ……?」
遥が、そう言いながら強く抱きしめて甘えさせるけど……。
「……なー……くん」
「ありがとう心彩。後は、俺らに任せて。」
「目、瞑って……そう……いい子……」
遥がこう言うと、眠ってくれる。
「すー……すー……」
可愛い寝顔だけど、無茶するんだから、もう。
「たくっ、無茶するんだから。」
「遥、少し心彩、頼んでいいか?俺ら、処理してくるわ……あれ。」
「おっけー……。」
後は遥に、任せたのだった。