柊音《しおん》side


仕事をしていたら、初めてみぃちゃんの学校から電話が来た。



ピリリリリ――――




『久しぶり、香山先生。一ノ宮《いちのみや》だ。今電話大丈夫だったか？』



「はい、香山です。理人《りひと》さんお疲れ様です。」



『……体育員の北谷っているのと……お前の知って居る通りの一吹先生覚えてるか？』




「…一吹って……あの一吹 丞ですか？…あの人何
仕出かしたんですか？」




理人先生は俺の大学の先輩で俺の溺愛する可愛い娘のみぃちゃんが入学するって聞いた時は喜んでくれた。




前までは社会の先生をしていたが今期になって若き校長になったと連絡きて、何かあったら俺に連絡を、とお願いしていたから心彩に何かあったのだろう……。




しかもあの、一吹丞は、何かしらの問題の多い先生だったから何か仕出かしていたのかと察した。