「…クラスメイト達と加賀美先生達が、この二人にムカつてたから……約に立つならって
……病院で診てもらってた時に映像を送って来てくれたみたいだよ。これ、合成でもないからちゃんとカメラで録画してた。」


「友達もおりこーさん。」



弘樹くんは、甘い声で私を褒めてくれた。



「……心彩、縫ったみたいでね?診断書も貰ってきてるから弁護士を立てて、慰謝料と治療費もらわないとねぇ?それに……俺の怒りも大分お前らのせいで胸糞悪いからさー。逃げようとするなら、見張りつけてと……今回は心彩が直々に地獄逝きの片道切符渡すって言ってたみたいだけど……俺が直々に用意してやるよ……因みにお前らの親が経営してるしょっぼい会社はオレが買取り、社員達は俺がしてる会社に既に全員回してあるから意味ねぇーからな?」




「「えっ?」」



パパに加担するように、大口も叩けなくする為に、裏社会と表世界全体に、この2人への報復がはじまる。



思った以上に、冷徹で冷酷な冷たくて声が出た私。