病院へ行き、頬の腫れと口も切れていたので4針縫った。

診断書を出され、血まみれの頬も濡れタオルで拭いている時、

ピリリリリーーー。

どこかにかけた弘樹君。

「組長、病院からの診断書できましたので、動いて大丈夫です。これから帰宅します。」

「りょうーかい♡」

「組長、心彩嬢、結構苦しんでたみたいだから、容赦なく殺って、大丈夫そう。」

「ハイ、じゃあ、まず うちの子に、脅迫するわ、押し掛けてたのはーー、どっちの誰かなー?」



周囲を、見回しつつ、怒りを込めて発言すると、二人が怯んだ。
こう話してるなんて知らない話だった。

心彩の家に付き、車から降りると


「おーかえり。みぃ―ちゃーん。」


「おかえり、心彩。…よしよし。」

「わっ…ともにぃー…なーくん、た…だいま…」

智さんと直人さんが心配した顔をしていた。

「心彩嬢は、ちょっとこっちにおいで。二人は、遊んでていいからね。」


心彩を、とある部屋に連れて行った弘樹くん。

ホントに、地獄逝きの切符を出されていた。