「「あーあ。」」

俺と藍くんは、ハモる声。

「「「先生たちが悪い。」」」

何人かの生徒と先生たちも見ていて呆れていたがさすがに副担である加賀見先生が低く落ち着いた声で止め始めた。

「香山、落ち着け!!それ以上は……」

2人の喉仏を潰す勢いでいそうな首を締め付けていく心彩。


「……落ち着いてますよ、私は。首絞めてちゃ話せないかーー「「心彩っ!、心彩嬢っ!!」」



ヒュウッ、誰かが息を呑んだような音がした。
俺らかもしれないし、心彩パパたちかもしれない。


「30秒だけあげるから言い訳する準備してくれる?これから……地獄逝きの切符用意しなくちゃだから……――――死にたくないでしょ?」


副担か校長に聞いたであろう心彩パパたちも心彩のこの行動に驚いていたが心彩の肩に手を置いて。



「……後はパパに任せなさい。戒、琳、こいつら2人あそこに連れてけ。弘樹は心彩に。」


「「「御意」」」


知ってる人が来て、安心したのかクラっと倒れそうになる心彩を弘樹さんが支え心彩のパパさんが他の先生への挨拶をした。


「……先生、すいません。うちの子連れて帰ります。……龍平と……藍くんもおいで。」



心彩を弘樹さんがお姫様抱っこし、俺らも一緒に帰ろうとしたら校長が。




「香山さん、暫くは、おやすみで大丈夫ですよ。落ち着いてからまた来てください。」



副担の加賀見先生、校長先生も配慮していた。



そのあと、副担だった加賀見先生が担任になり、平和が訪れたけど心彩はもっと心を閉ざし、コミュ症になった。