そのあとだ――――。



問題が起きたのは――――。




心彩からは、とてつもない殺気と威圧感と到底普通の女が出せるような殺気なんかじゃない、先程よりも冷たくて凍るような空気で。



周りの人は心彩の収まらない殺気と気づいてるのに……気づかずかないバカ2人は態度もデカく……。




『そうそう。やればできるじゃねーか香山。』




また、北谷も似たような言葉を並べ。





『ほんとだよなー……ちゃんとやれよー。つーか調子乗ん……「…一吹先生…北谷くんに……地獄逝きの切符出しますね。」




心彩の発言した言葉とともに迫力のある殺気とそれに負けたような声がした。





『『えっ!?ーーぅぐっ』』




言った途端、2人の首を絞めた心彩。




『『っぐ……ぁ……ぃ、ゃ……ぅぁっ…!!…』』




「……なに。…態度が偉らいわ…命令するわ…あほくさ…2人の為じゃなくて…みんなの為ならまだわかる。奪って持っていき…それを2人でしか全部食べるのに?こんな優勝賞品に釣られたわけ?くだらな……。」





他の先生がすでに連絡してたのか心彩パパと組員さん達を体育館に来る間……生は宿っていないいし何も写してない瞳。





「あのさー……質問答えてくれない?……私、これでも短気なんですよね。」




『『ぅぁっ…!!っぐっ…ぁ、ぁ、…』』





淡々と質問をする心彩。