後に聞いた話、心彩のパパさんは、学校の先生をしていて、その伝手でこーゆう席になったんじゃないかと教えてくれた。

授業が始まり、寝ていたらしい心彩。
男の先生の声が少し悲しそうで。

「…香山。」

呼んでも起きなく、隣の席の椿に、これ。と渡されてみる先生。

「もう、先生、泣かせね…香山。教える前に解いて、他のも、問いて。てか、一人で授業進めちゃうのは、やめなさい。てか、どの式も香山のがわかりやすいし、全部正解だし…先生、悲しいわー。」

そう言って、寝かしとこうと言って、チャイムなるまで寝ていた。

頭、いいのか。

そして、椿、寝顔見れて羨ましい。
俺らには、挨拶程度しか喋らないし、必要以上に
構いまくってたせいなのか、口も利かなくなり、

龍平と椿、
何人かの生徒に数学を聞かれ、教しえたくらいだった。