『…もしかして、人見知りですか?』


と聞かれ、コクンと首を縦にぶんぶんと振ってしまった。


『そんな、浮かない顔しないでください。俺で良ければ、会話の練習相手になりますし心の開き方と言う、まほーを掛けてあげます。』



「まっ、まほー?使えるの??」


『心、開いていいなーって人だけにね。じゃないと、怖い目に合っちゃっても怖いでしょ?』



少し、困ったような、笑顔で、言われたのを今でも覚えている。


しかも、智にぃもパパがその光景を見守っていたらしく、パパが通ったときに



『よかったね、みぃ、会話相手と、心の開き方と言うまほー掛けて貰って、パパといっぱいお話しよう!!』


ルンルンで聞いてたらしい。


「…パパ、ともにー、あまりはなせなくて、ごめん、なさい」


少し、落ち込みながら言う私にパパは、私を抱っこし、



『んー?パパが、みぃともっと、お話したいだけだよ。こまったことあったら、パパやにぃにたち、弘樹に言うんだよ?』


『うん、気にしないでいいよ。これから、少しづつでいいからね?』


頭を撫でられた。